2026/10/15 11:00
現地時間2026年10月11日夜に開催された【F1シンガポールGP】では、マックス・フェルスタッペンだけでなく、ラナ・デル・レイも観客を魅了した。
レースにあわせて開催されたF1による音楽フェスティバルに出演した彼女は、アジアでは珍しい公演で大勢の観客を集め、今後の再訪もほのめかした。最終日のヘッドライナーとして登場したラナは、シンガポールで初めてヘッドライナー公演を行い、パダン・ステージには約6万人が詰めかけた。会場の背後には、シンガポール市庁舎の18本の巨大なコリント式円柱がそびえ立っていた。
10月らしい蒸し暑い夜に、ラナは75分間にわたるステージを披露。「Young and Beautiful」で幕を開け、「Ultraviolence」「Chemtrails Over the Country Club」「Did you know that there's a tunnel under Ocean Blvd」「Born to Die」など、さまざまな時代の楽曲を歌い上げた。また、リリースを控えるカントリー・アルバム『ストーヴ』から「White Feather Hawk Tail Deer Hunter」をライブで初披露した。
ラナとバック・シンガー、ダンサーたちは、ステージの中心に設けられた南部ゴシック様式のショットガン・ハウスのセットにすっかり溶け込んでいた。このステージ・デザインは、近年のスタジアム公演やフェスティバル・ツアーでも使用されている。
序盤に「Video Games」を披露した後、ラナは「シンガポールの皆さん、元気ですか?レースは見られましたか?」と観客に語りかけた。全14曲のステージは「Summertime Sadness」で締めくくられ、最後には温かなメッセージが贈られた。終盤、ラナは、「皆さんに会うのは、これが最後ではないとわかっています」と語り、「ここで初めての大きな、本当に大きなショーを開催させてくれて、どうもありがとう」と感謝を伝えた。
この地域のファンにとって、ラナと彼女の切ない楽曲を生で楽しむ機会は長らく限られていた。2012年にはシンガポールのマルベリー店舗で行われた小規模な公演に短時間出演したほか、中国でのプライベート・イベントにも参加している。しかし、アジア各地を巡る本格的なツアーは、これまで実現していない。
ラナの公演をもって、3日間にわたるF1の音楽イベントは幕を閉じた。期間中はJJ Lin、スプリット・エンズ、ザ・キラーズ、グー・グー・ドールズ、ザラ・ラーソン、ジャネット・ジャクソン、マーク・ロンソンらもパフォーマンスを披露した。
同日のレースでは、レッドブル所属で4度の世界王者に輝くマックス・フェルスタッペンが、【F1シンガポールGP】で初優勝を果たした。ポールポジションからスタートした、オランダ出身のフェルスタッペンがマリーナベイの市街地コースで展開されるこのレースで勝利を手にするまでには、10回の挑戦を要した。
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